oo-arashi’s blog

遊戯王1103環境について語ってます

【1103】第19回寒波亭個人戦/第6回福々雪合戦〜大会レポート〜【六武衆】

 

はじめに

惨敗したので書く気はなかったのですが、前回ガジェで0-5した時に、ありがたくも「逆にどうやってそんな負けるのか聞きたい」と各方面からお声がけいただいたので、今回はレポートにまとめました。一つ前の記事で度々述べた「リスク管理が出来なかったパターン」を書きたかったので、負け試合を多くピックアップしています。特に記載のない試合は、順当に負けたか、順当に勝ったか、門でクソゲーして勝ったかのどれかです。では早速本題へ。

 

寒波亭個人戦

1回戦:天使(後)××

1本目:先1アースを取るモンスターがなく、奈落背水宣告の3伏せ。返しのヴィーナスに奈落を打たされる。次ドローカゲキで、結束カゲキ影武者2ドローから門を引いてシエン着地、アースを殴りに行ったらオネストでこんな感じの盤面↓

相手の伏せ2枚だったかも

試合後、ここで背水打ってトリシュされるのが一番キツかったと対戦相手のじろさんに教えてもらいました。自分はまだ待てると考えてこのままエンド。

返しに蘇生→シエン対象に背水を合わせる。ヴィーナス球追加でブラックローズに宣告を当てたら墓地天使4体👼

背水は守備で置けるのでこのターンをしのぎ、次ターン門効果で露払いを持ってきて召喚→神の警告。こちらライフ残り50でクリスティアにオネストを回収されているので、次のターンに六武衆召喚から門の500アップの勝ち筋もなく、このまま負け。

反省会:画像のターンで背水を発動するかどうかがターニングポイントだったと思います。

  • 朱光のリスクやヴィーナスを1回使わせていること(次の相手ターンのリスクの低さ)
  • 次の影武者キザンブリューナクでより安全に動けること
  • (結果論)露払いに警告がなければほぼ勝ちではあったこと

以上を加味すると、リスクを取らずに勝とうとするならこのプレイで正解だとも思います。しかし「リスクを取らずに時間をかける」ことが荒行型ではそもそも間違いではないか?というのがこの記事の本題です。

まあこの場面は流石に待ちでいいと思っている自分もいるので、一旦結論は出さずに保留ということで…

2本目:先攻シエン出来る手札ではあるが、天使相手にシエンを出す旨味の低さと、結束も強い罠もなかったのでシエンを出さない事を選択。とはいえヴィーナスダイガスタでライフを大幅に削られるのも嫌なのでカゲキ奈落セットの中途半端なプレイでお茶濁し。

返しにサイクからサイドラで泡(後の伏線)。あのだいすけさんにさえ「天使はサイドラ絶対入るだろ」と怒られてしまいました😭

 

2回戦:アライブ(後)×⚪︎×

3本目:先攻アライブエアーアナザー3伏せ。オーシャンではなくアナザーだったので、デュアスパ(+最悪超融合もある)もしくは、ヒロブラ+デュアスパ/超融合はあると予想。こちらはご隠居影武者キザン荒行+2枚(忘れたけどこのターン使えないカード(罠か通常召喚モンスター)だったのは確か)の手札。

相手の伏せのデュアスパヒロブラ超融合はあくまでイメージ図で確定情報ではない。

ご隠居影武者まで通ったのでシエンがキツく無い=超融合は間違いなくあると確信。キザン着地まで通る。21打点になったキザンでアナザー小突いて、M2にトリシュするプランを選択。デュアスパされたら影武者で吸ってキザンエアー相打ち、M2荒行で影武者SSシエンでいいんじゃねとか考えてました。

実際には攻撃宣言に超融合(エアー+影武者)でガイア召喚、対象キザンで攻撃力半減されました。ここからがかなりアホやらかしなのですが、攻撃の巻き戻しが発生することに気付かず(記事を書いている今気付きました)キザンでアナザーに自爆。お笑い芸人です。

アホは置いておいて、残り2枚の手札を思い出さないことには何が正解か考えるのも無理な話ではありますが、このシーンの正解択が分かりません。超融合+デュアスパの時点で何しても負けですが、負けるにしても何を割り切ってどんなプレイをするのが正解だったかを考える意味はあります。

色々考えた結果、一周回って超融合を打ち渋ることに賭けた最初のプレイか、黒角笛が無いのにありますよの顔してる裏をかいてトリシュSSのどっちかが正解なんじゃないかと思います。まあここは渋らずに超融合から発動したしーなさんが一枚上手だったということで。

 

4回戦:カラクリ(先)××

2本目:連鎖除外を参謀に撃たされたりして相手の手札がある程度見えてたのですが、色々あって相手手札が4枚になった所にダストシュートを打ったらサイバードラゴン×3+商人。知らぬ間にカイザー亮と対戦していました。

ノータイムで商人を戻し、数ターン膠着した後トリシュを着地させたのですが、サイドラ×3を握っている相手に動いたのは浅はかだったなと反省。動くのであれば1killを狙える状況まで待つべきでした。

しかしながら今回の全体的な反省を踏まえると、動かずにカラクリの準備が整って負けでもしたら、さっさとトリシュだけでも出すべきだったと反省していそうです。何が正解かもはや分かりません。

 

5回戦:暗黒界(先)××

2本目:初手で動けない手札でしたが、vs天使戦を反省してカゲキセットをせずノーガードエンド。やってきたのは死神のカード。

相手のデッキによってプレイングを変えましょう。遊戯王の初歩中の初歩です。

合計2〜3ハンデスされてぐちゃぐちゃにされました。必死にカゲキ(→スキドレ→サイク)→影武者キザンでトリシュしようとするも激流葬。3伏せにトリシュ突っ込むしかない状況にまで追い込まれました。ちなみにもう1枚の伏せは警告で完全敗北。

 

福々

1回戦:ドラグ(後)×⚪︎×

1本目:先1渓谷=負け

2本目:シエン背水宣告エンド。あとは発動された魔法カードに全部反応するだけでした。

テラフォ→シエン(渓谷まで待て💢)→ブラホ→背水でシエン復活→サイク→シエン→渓谷→宣告

ドラグ戦は渓谷を割れなきゃ負けだと思っているので、ブラホの後に背水を発動するプレイが出来ました。

なんとなく分かったのは、「やるしかない状況に追い込まれるまでリスクを取れない」癖が自分にはあるなと思いました。この癖が100%間違っているとは思っていない、むしろ、どちらかと言えば考えとしては正しい寄りと思っていますが、こと荒行六武衆を使う上では治すべき癖なのかなと思っている所です。もしくは、もっと視野を広げて、自分が今まで「まだ待てる」と考えていた場面が実は「やるしかない状況」であることを認知出来るようにしていく必要があるのかなと思います。

3本目:先1渓谷、ケルベラルも絡んで宴展開でfin。

 

3回戦:アライブ(後)⚪︎××

3本目:色々あって、エアーアナザー3伏せに対し、こちらサイク活人宣告、手札狼煙キザン。

プレイの結論から言うと、(2本目にスキドレを見ていたこともあって)まずはスキドレチェックのためヤイチキザン→奈落を貰う。活人剣術で影武者ご隠居→七つ→宣告。処理後に超融合(コストスキドレでした)でアブZero降臨。抗えずに負けの流れです。

結果論で言うと、前のターンから手札を大事に1枚抱えていたので超融合を読み、それをブッパサイクするしか勝ち筋は無さそうです。デュアスパの裏目があるHEROにブッパサイクは出来ないだろとも思いましたが、デュアスパが活人剣術を抜いてくれればアド損はしないのでやる価値はあったかもしれません。何より、宣告でケアが効いているので、スキドレチェックをヤイチでする意味はなく、アブZeroが着地したらほぼ負けの状況でヤイチを出すプレイが一番ありえなかったと思います。

 

4回戦:エレキ(後)××

記事通しての反省点(=リスクを背負ってさっさと動くべき)が一番色濃く出ている試合です。

確かこんな感じの初手

2本目:結束がないことと、身内読みでパペプラを入れていそうなこと、シエンを出すとしばらくご隠居が腐ることが気になり初手ノーガードエンド。この時点でだいぶヒヨってるなとは思います。次のターンの召喚に警告当てられたら一気に負けやろ…

相手ターンはコブラ召喚ダイレクトでキンメダイサーチ。

こちらのターンはカゲキヤイチで砂塵を割ってカゲキで攻撃。

キンメダイ持ってないのでキンギョで代用

相手ターンはブレイカー追加でヤイチ攻撃(身代わり効果でカゲキ墓地)、リミリバからコブラ追加でトンボサーチ。伏せなしエンド。

自分ターンは影武者召喚で安全にシエン着地、キザンを追加してブレイカーとコブラ取ってエンド。

3ターン目終了時

相手ターンは十中八九トンボと思われるモンスターをセット。伏せ4枚でエンド。

4ターン目開始時

ここが一番反省すべきターン。

  • Lv4追加からメロウガイストして警告を発動されるのが怖い
  • メロウガイスト召喚が通っても、攻撃した時に幽閉を撃たれて、シエンで止めたら聖バリされるのが怖い
  • 聖バリケアでシエンを横にしても、返しに攻撃力1500以上のモンスターに殴られるのが怖い
  • ご隠居追加から荒行影武者で一斉攻撃してトンボを枯らすにも、前述の幽閉→聖バリが怖い

と、裏目ばかり考えてヒヨってしまった結果、

  • 結束のような動くことがメリットになるカード
  • 七つ道具のような相手の罠に対応出来るカード
  • 活人剣術のようなアドを回復出来るカード

どれかがくるまではこちらから大きく動く必要はないと判断し、キザンでつつくのみでエンド。

相手ターン、トンボ自爆からコブラダイレクト(確かトンボサーチ)、M2ジャンクシンクロンでトンボ釣り上げトリシューラで、シエン影武者荒行が飛ばされる。

自分ターン、シエンが飛ばされて先ほどより悪化した状況で動かなければいけなくなり、露払い召喚に奈落を貰ってfin。まさに今回反省すべきである「待てると思ってゆっくりやっていたら、状況が悪くなってから動かざるを得なくなり負けた」パターンです。結果としてはトップジャンクシンクロンが敗因ではありますが、相手の伏せにシエン効果を使わせるカード+リミットリバースで同じくトリシューラが出るので、待てると思った事が完全な判断ミスでした。

 

おわりに

ということで、以上が2日通して2-8したプレイの過程です。「⚪︎⚪︎があったら負けだから一回待つ、今はまだ勝負を仕掛ける時ではない」と攻めない理由を考えて、結果として勝てた試合を逃したり、状況が悪くなってから動き始めたりと、思い切りの悪いプレイが多かったと反省しています。

荒行六武衆に限らずですが、全ての裏目をケア出来る状況はそうそうありません。なまじ1103環境の経験と知識が増えてきたからこそ、「これされたら負ける」パターンを多く考えてしまい、確率の低い裏目にヒヨって勝ちを逃すのは二流だと思います。

勝負所で勝負を仕掛けに行く度胸がないと負けるのは、どのデッキも共通しているとは思いますが、荒行型は前のめりな構築ということもあり、その線引きがよりシビアだと感じました。

以上が2-8したなりの反省になります。終わり!!