oo-arashi’s blog

遊戯王1103環境について語ってます

【1103】福々雪合戦〜大会レポート〜【六武衆】

 

はじめに

「鉄は熱いうちに打て」ということで、せっかくなので先週末にあった大会レポを書きます。記憶がだいぶあやふやな部分もあるのでご容赦ください。

前回同様、大事だと思うターニングポイントをピックして書いていきますので、前後の部分が省略された不完全なレポートです。また、今回からの試みとして、文字だけだと分かりづらいので、重要ポイントは分かりやすくその場面の画像を挟んでみようと思います。

大会レポといったら使用レシピはセットで載せるのが基本ですが、流石に今週末に寒波亭本番を控えているのでここは隠します。隠す所はしっかり隠す。自分はそういうしたたかなYPです…

11/13追記:寒波亭終わったのでレシピ追記します!

 

1回戦(後):vs荒行六武衆×⚪︎×

1本目先攻ご隠居荒行→シエンキザン師範2伏せの場に対し、こちら結束カゲキキザンキザン活人活人の手札、いきなり行くしかない状況です。

結束発動を許されて、カゲキ、キザン→結束2ドロー(結束サイク)、再度結束を貼ってキザン→1ドロー(忘れた、確かLv3六武衆)。キザン2体でパールをXyzし、着地まで通る。

正直ここまではやるしかないプレイなので択はこれしかないと思うのですが、ここからが反省点になります。次の択としては、

(キザンを)攻撃するか、しないか。

是非ご自身ならどうするか決めてから読み進めてください。

 

自分の選択は攻撃宣言せずエンド。根拠は経験則になるのですが、「召喚成功まで何もなければ、裏はサイクか攻撃反応」との(個人的)言い伝えがあり、自分から負けるプレイをすることにヒヨりました。次ターン相手の裏2枚は両方活人剣術で無事死亡です。

結論から言うと、パールでキザンを殴ればトリシュは出されず、生き残って次ターンに繋げてはいました。しかしながらその場合でも、シエンシエン師範カタストルの盤面で瀕死の状況です。

ここで難しいなと思うのが、結果論の部分ではなく「判断基準が正しかったか?」という部分です。裏に攻撃反応がある読みは、ガジェ/ヒロビ/ラギア辺りであれば正しいと思いますが、相手は六武衆です。攻撃反応に枠を割くことが難しいのは自分が良く知っています。また、六武衆対面でリスクを取らずに安牌を取るプレイで勝てるのか、という部分にも疑問が残ります。いずれにしても、対六武衆の経験が浅いなと反省です。

しかしながら、最終的にこの記事の執筆時点では、殴らずで正解だったと思います。(プレイ中ではなく現時点の)根拠としては、キザンを戦闘破壊し、且つ活人が1枚しかなくても、カタストルを出されるだけで状況はかなり厳しいです。そうなると、活人がない前提でしかこのデュエルで勝つことは難しく、活人がなくて召喚成功まで通るなら攻撃反応はケアして然るべきという結論です。

選択は同じでも、プレイ中と振り返り時の根拠が違うのは詰めの甘さを感じますね。皆様の選択はどちらだったでしょうか。

 

 

2回戦(先):vs HEROビート⚪︎⚪︎

2本目:相手の先攻、エアー召喚→アナザーサーチ、2枚伏せてエンドに対し、こちらは下記の手札。YPの好きな、

何を何枚セットするか?

の択になります。

 

自分の選択として、まずモンスターを送り出すのはあまりに旨味がありません。1killのある相手でもないため、このターンはモンスターを展開しないことを選択しました。

セットカードに関しては、アナザーへの幽閉がこちらの理想とする所のため、デュアスパでアドを取られないよう幽閉のみセットでエンド。まあ深くは考えずに定石通りのプレイをしたつもりです。

しかし、しっかりそこをエンドサイクで咎められて、次のターンにエアーアナザーの直接攻撃を受けます。M2でローチを作られてエンド。

次ターンは温存していた露払いが生きて、露払い→キザンの展開をして、露払いリリースでローチ破壊、キザンの攻撃時にヒロブラを発動されますが、クロウでアナザーを除外。ここのクロウが相手視点かなり重かったらしく、デュアスパヒロブラが腐ってそのままなんやかんやあって勝ち。

 

3回戦(先):vsマシンガジェ⚪︎⚪︎

対戦相手がまさかの同中で、10年ぶりの再会でした。ゲートボールって凄いですね(小並)。そんな旧友に対し1本目から開門、あまりにも無慈悲。

1本目でガジェットは見えていたのですが、TGかマシンかの情報は一切なく、流石にこのケースのサイチェンは想定していませんでした。TG用の割拠が入れられなかったり、マシン用の幽閉が入れられなかったりといった所で影響が出ました。

2本目:ギアフレーム召喚3伏せに対し、狼煙キザン結束サイク警告何か。次のターンにガジェ召喚からの無料Xyzはマズいので、vs六武衆の1本目同様行くしかない状況だと思います。結束影武者キザン→2ドロー(カゲキと警告?)からパルキオンの着地まで無事通り、ギアフレームを戦闘破壊。

フォートレスの直撃を避けるプレイ

次のターンのフォートレス召喚はほぼ見えているため、そこに当てる用の警告と、万が一警告が通らなくても、フォートレスによるアドを取られないようサイクのみ伏せてエンド。もう一枚警告がありました(多分)が、vsHEROのデュアスパケア同様、余計なカードは伏せない定石通りのプレイです。

続くターンは案の定ギアフレーム追加、フォートレス2枚切ってフォートレス→警告→七つ道具でフォートレス着地、パルキへの宣言時にサイクを発動し幽閉を破壊。思惑通りの流れになりました。

この部分はめちゃくちゃ上手いプレイでもないですが、一歩間違えれば簡単に負けられるシーンです。少し話が脱線しますが、1103は大嵐が存在しないため多伏せ環境と思われがちですが、余計なカードまで伏せるとしっかりそれが原因で負ける環境です。この辺りの定石はohkamiさんの記事で勉強できます(宣伝)。*1

話を戻すと、その後はカゲキセットで耐えつつ、なんやかんやがあってトリシューラを通して勝ちました。

 

4回戦(先):vsカラクリ⚪︎×⚪︎

3本目、結構いい題材になるようなシーンが多かったため、1ターン目から終了まで全ターン説明します。全ターンを思い出せるほど、印象に残ったゲームでしたが、ロングゲームのため長文ご容赦ください。

先攻、師範キザン露払い狼煙サイク宣告。HERO戦同様結束を引けていないので、1ターン目の動きに旨味のない手札です。ここはリソースを温存するためサイク宣告のみセット。

相手ターンはサイクでサイクを破壊。モンス・罠を1枚ずつセット。

相手1ターン目終了時

自分ターン砂塵ドロー。狼煙でヤイチサーチ、召喚して師範追加。ヤイチ効果にヴェーラーを貰う。裏守備が236だった場合、参謀919コンボを貰うとヤバすぎるので殴らず、砂塵を伏せてエンド。

自分2ターン目終了時、ここ地味に露払いキザンだったかもしれない。

相手ターン。裏守備はまさかの小町。効果発動で919通常召喚。自分はこのタイミングで砂塵を発動。

モンスターが揃ったタイミングでの砂塵

ここは練習の成果が出た所、とは言っても自分がカラクリを使っている時に調整相手の高橋にされたプレイですが。カラクリが動く時は相手の罠を弾くカードを持っているのが基本です。今回の場合、前のターンのヤイチにヴェーラーを発動しているのでサイク砂塵の裏目は0。トラップスタンだった場合は裏目ですが、その場合はどの道大量展開を許すため負けです。ここは相手が七つを頼りに展開していると読んで砂塵を発動しました。結果的に割れたのは弾圧でしたが、ここのプレイは間違っていなかったと思います。強いて言うなら、砂塵じゃなくて七つだったら、相手がトラスタでも七つでも両対応出来ているな〜とは思いました。

まぁしかし、七つ頼りの展開ではなかったと言うことは、相手の手札に罠を越える手段がありそうです。小町919で作った無零に宣告を当てた所、手札からサイドラ参謀が出てきて無零怒を通してしまいました。

デッキから919を呼ばれる

勝負としてはここで敗北…なのですが、六武衆の初見殺し要素が炸裂します。ヤイチの身代わり効果で919の効果起動を防ぎ、首の皮一枚繋がりました。ゲートボールの大会で必死すぎだろ感あるのですが、トナメ進出がかかった大事な一戦だったので、「巻き戻していいですよ」と言えるだけの心の余裕はなかったです…。ちなみに一本目も、師範に警告を貰う初見殺しをしてます(懺悔)。

話をデュエルに戻しますが、次ターンは警告をドロー。露払い+キザンで相手場を一掃し、警告伏せエンド。

自分3ターン目終了

続く相手ターンはモンス伏せエンド。自分ターンはブレイカーをドロー。ここは相手の伏せが何であれ、万が一のパペプラドローをケアしてブレイカーを温存、キザンのみでバトルフェイズ。裏守備は本日2度目の小町。ライフが2000を切って警告が腐ります。

ここのブレイカーを出さないプレイと、キザンの殴りは浅かったでしょうか。チンタラやって札を集められるのを嫌がってキザンは攻撃しましたが、それならブレイカーも突っ込むべきかとも思います。同一ターン内で真逆のプレイをしているのは反省点です。

相手ターンは商人召喚、解体新書を持ってきてエンド。

自分ターンは結束をドロー、ブレイカーが最も輝く盤面が訪れ、結果論温存しておいたのが活きました。ブレイカーを召喚し相手盤面を一掃します。

対戦相手の方が、ここ小町縦にしなかったのは明確なプレミと言っていました。

M2でローチを出すか

ここもかなり迷いました。バラバラにしていた方が236への受けはいいですが、ここから1枚で負けるとしたらサイバードラゴンのドローです。参謀も裏目になりますが、デッキ残存数を考えてサイドラケアを優先しローチを出しました。ただこの時、236×3+参謀1>サイドラ2であることに気付いていません。一応919は既に2枚使っているので、236→919ケアで16のブレイカーを束ねておく必要がないことには気付いています(なら尚更バラバラか)。

相手ターンはモンスターセット。

自分ターンはカゲキドロー。236ケアで殴らずエンド。

相手ターンは伏せ1エンド。

自分ターンは狼煙ドロー。硬直した盤面で動く選択肢が出てきました。

激流葬は重いか?

こういう盤面で一番警戒すべきは激流葬ですが、相手の236らしいカードと激流葬を使わせて、こちらは2枚ドロー出来るならここは貰っても良いと判断。影武者をサーチし、動くことを選択します。

結束の2ドローまで通る

裏守備は236読みをし、参謀でローチを寝かされてもカゲキで戦闘破壊出来るよう、ローチから攻撃。ここは読み通り236→236をリクルートされ、カゲキで殴る訳にはいかないのでバトル終了。

殴った後に236の守備力が200ということに気付き、影武者縦にしておけばリソース枯らせたなと思いましたが、結局3体目の236が出てきて変わらないなとも。ここは手グセプレイでしたがいい方向に働きました。

vs六武衆で先述した言い伝えですが、サイクも攻撃反応もなかったら召喚反応だろうという考えと、相手がカゲキ召喚時に悩んでいたヒントもあって、裏を召喚反応と読み、カゲキ影武者をバラしたままエンド。手グセの影武者守備が活きましたし、召喚無効を貰ってじわじわ負けた過去の反省も活きました。*2*3

相手ターンは236で自爆、参謀でローチを寝かされますが、攻撃宣言時に脱出発動で守ります。モンスターセットしてエンド。今思うと、ここまで必死にローチを守る必要はなかったか?

相手ターン終了時

自分ターンは露払いをドロー。また激流葬を貰っていいかどうかの判断からスタートです。先程と違って激流葬が重すぎですが、激流葬ならさっき使ってるんじゃ?と思い突っ込みます。露払いを召喚した所で警告を発動され、裏守備はよっぽど守りたいカードだから、また236かなと思いました。

1個前のターンで、影武者の攻撃力400>236の守備力200を確認したので、またリクルートされても突破出来るよう影武者を縦に、参謀を出されてもカゲキで突破出来るよう、ローチから攻撃しました。

上記文面の違和感に気付けた方はゲートボールプロです。どういうことかと言うと、裏守備が236だった場合それは3体目なので、影武者で突破する236はいません。また、相手は既に参謀を2枚使っているので、参謀ケアでローチから殴る意味はありません。

上記は記事執筆中に気付きましたが、対戦中は大真面目に236の4枚目と参謀の3枚目をケアしてました。流石にプレイから疲れが伺えます。ただ、影武者縦は小町のリクルートをケアし、ローチから殴りは犬セットをケア出来ています。プレイ中これに気付いていないのはダメダメですが、意味不明なプレミが活きるパターンもあるのは、遊戯王難しすぎですね。

話を戻して、ローチで殴った所裏守備はスノーマン。悩んだ末、相手は影武者破壊を選択。M2でカゲキを横にしてエンド。

相手ターン、参謀召喚でローチを寝かせる所に連鎖除外。参謀は当然2積みのため、相手デッキを確認するチャンスが到来します。神宣や蘇生といった制限カードが眠っている事は確認しましたが、ここは寒波亭ルールに則って長時間相手デッキを眺める事はしませんでした。相手はセットカードを1枚置いてターンエンド。

相手ターン終了時

自分ターンはカゲキをドロー。スノーマンを突破する手段を引けましたが、また激流葬の考慮からやり直し(3度目)です。この思考のやり直しがマジでキツくて、遊戯王をやっていて「苦しい」と感じたのはこの時が初めてでした。さっき連鎖除外で見たデッキに、激流葬や聖バリがあったかなかったかすら思い出せませんでした。正直に話すと、ここまで来ると早く楽になりたいと思っていた部分はあると思います。自分自身に行くしかないと言い聞かせて、カゲキを召喚、リバイスまで通ります。

バイスの着地まで通って少し気持ちが楽になりました。さっきのターンで参謀に寝かせてもらったお陰で、聖バリケアが可能になっています。

残り時間の考慮

ここはケアする余裕があると考えて、聖バリケアを選択しました。しかし、試合後にここローチ縦だったんじゃね?と高橋に言われます。

というのも、リバイス召喚の時点で残り1分を切っていて、ライフ差1600でETを迎えそうな場面でした。仮にここで聖バリがあってリバイスを破壊された場合、ローチが残ってもスノーマンが突破出来ず負け濃厚の状況です。リバイスだけが聖バリを食らっても負けるなら、ここは全ツッパでローチも攻撃してライフ有利を取るべきだったかもしれません。一応次ドロー活人剣術の筋は残ってはいるのですが…。よくそういう負け筋まで気付けるよな〜と感心していたのですが、どうやら似た状況で聖バリケアをした結果ET負けを経験したらしいです。今回の警告読みカゲキ影武者バラもそうですが、過去の負けの経験って大事だなと改めて思いました。

バイスの攻撃は無事通り、M2でローチ縦。相手ターンはいいカードを引けなかったのか、ここでサレンダーをしてとうとう決着です。

 

おわりに

今回の大会レポはいかがだったでしょうか。自分で言うことではないですが、前回のレポと比較して、プレイの精度は上がってきていると思います。今大会では「露骨なプレミをしない」ことを目標にしていて、記事にして見返すとあちゃ〜という部分はあるのですが、対戦終了後にすぐ気付くようなプレミをしなかったのは成長を感じます。

しかしながら、カラクリ戦は本来かなり手前の段階で負けているので、プレイというより構築やプランから練り直す必要がありそうです。

今回はこんな所で、次の寒波亭は勝ちます。